子どもの視力低下にご用心!秋の学校健診のススメ

秋になると、小学校や中学校で行われる「学校健診(視力検査)」の結果に驚く保護者の方も少なくありません。
「急に視力が落ちていた」「見えていると思っていたのに...」という声も多く、子どもの視力低下は気づきにくいものです。
今回は、秋の学校健診をきっかけに見直したい子どもの目の健康についてご紹介します。
子どもの視力低下、なぜ起こる?
近年、子どもの視力低下が増加傾向にあります。その主な原因は以下のとおりです:
- スマートフォンやタブレットの長時間使用
- 室内での活動時間が長い
- 姿勢が悪く、目に負担がかかっている
特に近くのものを見続ける「近業」が多いと、近視が進行しやすい傾向があります。
視力検査の「C判定」や「要受診」と言われたら?
学校健診で「視力が1.0未満」「要経過観察」「要受診」と書かれていた場合は、必ず眼科を受診しましょう。
- 視力低下の原因(近視・乱視・遠視・斜視など)を正確に診断
- 眼鏡が必要かどうかの判断
- 子ども本人が見えにくさを訴えていない場合でも、見えにくい状態に慣れてしまっている可能性があります
日常でできる視力低下の予防習慣
家庭でできる予防法も、視力の維持には大切です。
- 1日2時間以上は屋外で遊ぶ(自然光が近視進行の抑制に効果)
- 30分ごとに目を休める
- 部屋の明るさを保ち、正しい姿勢で勉強や読書を
- スマホやゲームの時間を制限・管理
まとめ
学校健診は、子どもの目の変化に気づく貴重なチャンスです。
「視力が下がっている」とわかったときは、まず眼科で正しく診断し、必要なケアを始めましょう。早期対応が視力低下の進行を抑えるカギとなります。
お子さんの目の健康を守るためにも、気になる結果があった場合は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
